ドラマCDに革命を 映画、TVドラマ、アニメ、ゲーム、CG、音楽等々、制作ツールの飛躍的な進化に伴い、各メディアの表現力は 目にも留まらぬ早さで進化し続けています。また、その進化と同時に派手さや華やかさが主軸の演出が急増。 中身より看板に力を入れる作品も多くなりました。 現代のドラマCDにおける看板。 それは恐らく「歌曲」と「ネームバリューのある声優」でしょう。 あの声優が出演しているなら…。 あのキャラクターの楽曲が聞けるなら…。 そんな条件がなければ、もはやドラマCDの需要はゼロに等しいのかもしれません。 しかし、ドラマCDの本来の魅力は 「想像する楽しさである」 と、私は考えます。 この場所はどんな場所だろう、どんな表情で話しているだろう、距離は、姿勢は、今描かれている景色は…。 音をヒントに想像を巡らせ、聞こえてくる状況を可能なかぎり脳内で映像化し、そこに思いを馳せていく。 この楽しさは、ボイスドラマでしか表現出来ない唯一無二の多様性に富んだ魅力であり その作品を物品化したものは、ドラマCD以外存在しません。 しかし、その多様性を表現しようとする動きは、メディアの表現力とは対照的に ドラマCDに限っては、ほとんど進化していないように感じています。 元々注目を浴びる事が少ないジャンルであることは事実です。 しかし、これほど表現の可能性を秘めたジャンルも他にありません。 朗読劇とも、モノローグ主体とも、ストーリーを伝える会話劇とも違う、ドラマCDだからこそ出来る表現。 多種多様な映像表現が可能になった現代だからこそ、聴者の想像力にも多様性が生まれているはずです。 その表現の奥深い可能性を、共に追求していくことが出来れば、こんなに幸せなことはありません。 私は生涯を掛け、大好きなドラマCDの表現力を、追究し続けていきます。 studio onepi
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