実はすばロスになるのが気になって届いてからしばらく開封せずにいた昴くん命。　
絶対に最初の一回はCDをスピーカーで鳴らしてじっくり聞くと心に決めていました。　
そして休みの日にしっかり一回目を聞いたんですが、涙が流れるシーンが何回もあり　
本当に今まで聞いてきて良かったと思いました。　
走れ！昴くんというタイトルを途中にかぶせてくるのは言い方が悪いのですが、ずるいと思いました。　
あんなのグッと来ないわけがないじゃないですか。　

あえて一人にスポットを当てるなら自分はイチロー君が好きと言いますか印象に残りました。　
曲ギミのスペシャルゲストであったりキャストコメントであったり演じているおまちゅんこと壱智村小真さんも好きになってしまいましたね笑　

このメールを書いてる自分自身を分析するとどこかやっぱりネガティブで自信がない人間で。　
またこの間知人にそーやって自分で自分を諦めてると言われてしまいました。　
そこにイチロー君の過去の姿が重なっていました。　
でもイチロー君は最後に奮起し、人のために動いて、自分の真っ直ぐな意見を言っていくようになっていく姿が印象的でした。　
とあるシーンで一番最初に帰るべきと言ったのがイチロー君というのが　
最後の最後まで成長の証を見せるような書き方になっていてこれもぐっときました。　

全員書くともちろんキリがないので今回はイチロー君だけ書きましたが、本当に一人一人ドラマがあって心が動かされぱなっしでした。　
大田カヲルをはじめとする３人、拾いま壮のみんな、そして昴くんとそれぞれの終着点に対しても涙が止まらないものでした。　
今までの走れ！昴くんは電車の中でも聞けるものでしたが今回ばっかりはそうはさせてくれない素晴らしい回だと思います。　

また、キャストの皆様のコメントがとてもとても暖かいもので、これまでになく感動してしまいました。　
みんな本当に走れ昴くん好きなんだなと伝わってきました。　
３年半長いようで短い３年半一緒に過ごしてきたことを嬉しく思います。　
ありがとうございました。もちろん今後もきっと素晴らしい作品が出てくると思います新しい出会いを楽しみにしつつ、いつかスピンオフ作品を楽しみにしつつ、それではこのへんで失礼します！

全て聞き終わって、まず「すごい面白かった！！」と素直に感じました。　
こんな誰にでも書けるような感想ですが、この「走れ！昴くん」という作品は「面白い」という言葉をふんだんに盛り込んだ作品だと思います。　
どの巻も様々な面白さが散りばめられており、どこを聴いても面白いし、何度聴いても面白かったです！　
話の中で秋本レイジが目には目を歯には歯をといった感じで攻撃するシーンがあるのですが、そこがとても印象に残っています。　
個人的にですが、世間一般の味方キャラは仲間を殺害されそうになっても、こっちもやってやる！って感じのキャラはほとんどいないような気がするんですよね。　
そうでなく秋本レイジは「お前がやったんだからこっちもやるよ？」みたいなことを言って攻撃していたので、ある意味人間らしさを感じました！　

長々と書きましたが、走れ！昴くん最高でした！　
まだ他の方に比べて聴き足りない「にわか」かもしれませんが、本当にいい作品に出会えたと思います！　
長文駄文失礼しました。

「昴くんと私」　

平成20年のちょっと前。現在の病気を患い始めたのは、その頃から。自分と格闘しながら、日々を過ごしていました。何度か立ち止まることはありましたが、なんとか。　
そして、平成23年3月の、忌まわしき出来事。出ない力を振り絞り、混乱が続く中、なんとかしのぎ続けた日々。　
そんな状況の中、地震が来る以前から配信登録をしてスマホに入れていた「曲芸ギミーシェルター」を、何かのタイミングで聴き始めました。　
一度聴いて番組のトークにハマり、気が付けば和風曲芸さんにどっぷりハマる「自分」がいました。　
昴くんという作品に出会えたのも、丁度この頃。異霊会で超ブームになっている「いっき」で遊ぶイチローくん、まさにツボでした。　

シリーズの集大成となる「命」では、いままでの伏線を一気に披露するかの如く、凄まじく密度の濃いストーリー展開でした。　
いきなりクライマックスから始まる冒頭。太田カヲルの闇の根元、昴くんのバトルに驚愕する坂井さんとレイジさん、指令を全うしつつ最後にカヲルちゃんに委ねるリリィ。　
名場面も濃縮され、「泣く」というより、それを通り越した「背筋がゾクゾクする」名場面が数多くありました。　
拾いま荘の皆が「走れ！昴くん！」と叫ぶシーンは、いままでのシリーズを総括すべく叫びで、自分の気持ちが一気に爆発しました。　
共感の頂点、かな… うまく表現ができません。作品世界にどっぷり浸り、「昴くん、走れ！行け！」と、全力で「想い」ました。　
カヲルちゃんも、リリィの素性を知っていて、受け入れられずにいたのですね。愛する人には非情になりきれなかった。　
人間味が溢れています。カヲルちゃんとリリィ、坂井さんの幕引きも、同じ釜の飯を食べてきた仲間、いや家族、ですよね。　

CDジャケットも、シリーズで一番凛々しい昴くん。　
昴くんの勇姿がギッチリ詰まった内容、さすがです。カッコいいです。　
昴くんの言葉は「甘く」もあり「真実」でもあり、なによりも生涯をかけて目指すべき「志」だと実感しました。　
こんなおっさんになって、自分なりに見いだした「答え」と同じアンサー。　
死ぬことはいつでもできる、生きていくことこそが苦しい、辛い、仲間の為に生きる。　
そして、幸せを壊さないように全身全霊をかける。人生には、迷える時期や状況が多々あります。　
でも、この志を無くして「人生謳華」を達成することはありえない、と感じました。　

キリちゃんの、昴くんに対する「想い」も、伝わってきました。そして、拾いま荘のみんなの想いも。　
昴くんが異霊界を去るときのマコちゃんの台詞「次に会うときはおじいちゃん」という台詞にも、グッときました。　
タイトルにもあるように、本作品のテーマは「命」ですね。そして、裏テーマは「家族」なのかなぁって感じました。　
裏テーマがあるなら、是非教えてください！　

ファンディスクでのエンディング。一気に現世の日常がリアルに描かれていました。非情すぎる日常。　
でも、昴くんは異霊界で得た経験により、確実に成長しています。　
日常生活でも、「走れ！昴くん！」って、思わず応援しちゃいました。　
昴くん、キリちゃん、レイジ様、綾音さん、ジルくん、イチローくんくん、マコちゃん、和音さん、坂井さん、リリィさん、カヲルちゃん、翡翠さん、演者とスタッフの皆々様方、お疲れさまでした。　
素晴らしい作品を、ありがとうございました！　

重い感想も書きましたが、昴くんシリーズのエンターティメント性も、大好きです。　

ギャグとシリアスが融和している脚本に、吉川さんの凄さを、改めて再認識しました。　

最後に。全登場キャラクターが素敵すぎて、魅力満載です。　
ファンブックを読んで、キャラクターに対する親近感が更にドドっと増しました。　
ちなみに、私の大のお気に入りのキャラクターは、イチローくんくんです。　
長文乱文、失礼いたしました。