あらすじ
ピリカの魔法によってどこかの海上を進む船に飛ばされてしまったローズマリー一家。その船はなんとローズマリーの夫、ダンリックの海賊船だった。久しぶりの再会に心を弾ませるローズマリー。しかし、その船には見知らぬ女、フェンネル。そしてなんと、皇室で暮らしているはずのシンデレラやセルト王子、ロックまでもが乗船していて…?! 女と女のプライドを賭けたバトルが幕を開ける!
あらためて
3の時点で、ローズマリー一家の大黒柱が登場することは決まっていたので、キャスティングを決めるところから始まりました。更に、ただ大黒柱を出すだけではインパクトもないしドラマ性もないので、フェンネルというキャラクターを作り、ローズマリーとフェンネルの真っ向勝負を描きました。(何故勝負することになるのかは、本編でお確かめ下さい) 一番悩んだのは、肝の勝負部分でローズマリーとフェンネルに着せる衣装です。頭の中でキャラクターのビジュアルを思い浮かべながら、様々なコスプレ衣装の画像を検索して、何日間か迷っていた記憶。フェンネルを一色ヒカルさんにお願いすることは最初に決めていたので、何でも料理してくれるという安心感から、普通の役者さんには振らないような台詞を色々書かせて頂きました。シンデレラ全編通して比較的すべてのキャラが叫んでいるのですが、この巻は特に叫びが多いと思います。キャストの皆様、本当にお疲れ様でした&有難うございました。 (吉川華生)
男の魅力とは奥深いもので、こんなダメ親父でも女を侍らすことが出来るようです。舞台が「船の上」であり「海の上」でもあるので、その背景が意識をしなくても自然と認識できるよう注意して作っていたことを覚えています。(studio onepi)
シンデレラ(ハカブー) CV:井上美桜
皇室暮らしが板についたのか声までも変わってしまったシンデレラ。この船では船長である指示のもと、船上での雑務を手伝っているようだが、長い使用人生活が染み付いているためか、それほど違和感もなく働いている。ただ、激しい一面は健在のようで…。
バニラ CV:吉川華生
キレると爆弾を投げる系お姉さま。ツッコみつつも目まぐるしい環境変化に順応する。「ままパート1」「ままパート2」という的確且つ大問題なあだ名を瞬時に付ける。あと、機械には割と強い模様。
ベリー CV:佐藤千幸
やさぐれ妹。今回彼女の肌の色の所以がハッキリしたことで、むしろ姉の方の突然変異感が増した。久しぶりにロックに会えてラブラブモード突入かと思いきや不満に思うことがそこかしこに見付かり…はてさて。
ローズマリー CV:長瀬ゆずは
旦那と運命的な再会を果たすやいなや、衝撃的な現場に遭遇してしまった悲劇のヒロイン。…あまりヒロイン感はないが。ただ、正直なところ作中で彼女がドス声利かせてツッコんでいる内容は至って正論である。負け犬感は否めない。
セルト王子 CV:健都
この国の王子。イケメン。性欲強し。ただ、現在は王子を名乗れない。何故なのかは要確認。執事も執事なら王子も王子か。性的衝動に馬鹿正直な反応を示す。尚、初登場時から興奮すると言動が乱れるが、アレは某ゴーストをスイープするミニスカボディコンガールの奴隷がモデル。分からない人は「GS」をキーワードに調べてみよう。
ロック CV:吉野一平
セルト王子の執事。が、現在はその称号も仮のものとなっており、言ってみればただのナルシストくそメガネ。船員と化した現在も、自分の立場を弁えつつ迅速に行動する。尚、本作にて得意技が「ビンタ」であることが判明する。
ダンリック CV:池田陸
ローズマリーの夫。調子乗りのスケベオヤジ。時折男らしさを見せることがあるが、どうにも最後までキマらない。そこが母性本能をくすぐるのかもしれない。海賊業で得た資金の一部を家に仕送りしていたが、最近安定しなくなっていた。理由は最後まで聞けば分かる。戦闘力は低い。
フェンネル CV:一色ヒカル
自分の美貌を理解しつつ、夜毎ダンリックに迫る妖艶な女性。彼女が元々どこにいて、どういう経緯でダンリックの船に乗る事になったかは不明。とにかくただただ色っぽい。自身の色気を更に引き立てる衣装を多数所持。そしてタンスが超デカい。