あらすじ
…という訳で、セルト王子のお屋敷でメイドとして働くことになったバニラとベリー。お屋敷に辿り着くと、ひと癖もふた癖もありそうな先輩メイドのセシルとメイド長のちよが待っていた。ロックの後ろ盾もあまり役に立ちそうにない。そうこうしている内にシンデレラに呼びつけられたキャテリーヌ、お騒がせ妖精ピリカが登場し、お屋敷はてんやわんやの大騒ぎ、果たしてこのラストフィナーレ、無事に終わりを迎えるのか?!
あらためて
ラストということで。一体どんなふうに終わらせればいいのかさっぱり思いつかなかったので(ざっくり言うと、ここで急に終わらせるつもりがなかったからですが。諸事情あり、突如ラストになりました)どうせラストならばと思い、ニトロプラス様の許諾を得て「装甲悪鬼村正」のオマージュを書かせて頂きました。声優さんとしては、ちふゆさんにご出演頂いています。ゲーム本編のBGMも使わせて頂いているので、この巻だけはDL販売しないのではないかと思います。パッケージ版が残っているうちに是非とも入手して頂きたい逸品です。 今思えばちょっと脚本内にやりたいことを詰め込みすぎているというか、もう少し選別するべきだったなとか、何かと反省点が多いのですが、思い入れのある作品のラストで、思い入れのある出演作のオマージュを書けたというのは、これ以上ない記念になりました。 最後に、こういう形のお祭り騒ぎっぽいお話で幕を閉じることができて幸せでした。 (吉川華生)
そこまで意図しないまでも「オマージュ」や「リスペクト」を取り入れた本シリーズ。その集大成と言える作品だと改めて感じます。和風曲芸が始まってちょうど2年。確かな歴史が刻まれました。作品全体から感じられる「ラストフィナーレ」感を楽しんで頂き、お聞きの皆様の心にも深く刻み込んで頂きたく思います。 (studio onepi)
シンデレラ(ハカブー) CV:井上美桜
再び一国の姫として返り咲いたシンデレラ。使用人として超薄給の重労働を強いられていた彼女が、逆にその主たる面々を屋敷に呼び、使用人として雇う立場になろうとは、人生は何が起こるか分からない。尚、今回も彼女の黒々しい一面が見られる模様。お楽しみに。
バニラ CV:吉川華生
ミニマムやかましお姉さま。通称ミクロっ娘。本名バニラ。彼女の身長にかかれば、人様のお宅のチャイムを鳴らすのも重労働。メイド服を着れば裾を引き摺り、テーブルの拭き掃除もテーブルそのものに乗らなければ始まらない。そんな彼女にも、妖精ピリカの魔法が爆発すると、ほら…どこかで見た彼の方に…!?!
ベリー CV:佐藤千幸
褐色やさぐれ妹。執事ロックの彼女。なんだかんだと宜しくやっている様子。趣味は変声…じゃない特殊な声マネ。今回最終巻という事も手伝って、満を持しての新作を披露して下さるとの事。乞うご期待。
セルト王子 CV:健都
この国の王子。イケメン。性欲強し。興奮すると口調がヨコヤマくんになる。どこのヨコヤマくんになるかはお調べ&お察しを。最後まで三枚目が抜けない王子の晴れ舞台。しかしながら傑作との呼び声高い、彼のフィナーレボイスをご堪能あれ。
ロック CV:吉野一平
セルト王子専属執事。執事としての勤続年数も長く、技能、身体能力共に優秀な為、それなりの地位についていても良いくらいなのだが、使用人としての長たる人物は他にいる模様。加えて王子の体質が映っているのか、すぐ三枚目に転がる。王子との漫才も今作では板についてきた感すらある。あと、今作では中の人がちょっと出るっぽい。
キャテリーヌ CV:まきいづみ
シンデレラの血縁者。性格は荒い。特に朝は狂犬と化す模様。また、人をバカにする時、清々しいほど腹の底から笑うので一旦弱みを見せると最後まで逆らえなくなる。力も強い。今作では「あ、そういえば!」的な衝撃が発生するので気を抜かないように。
ピリカ CV:茶谷やすら
ミクロ妖精。虫じゃない。テキトー感すら感じる呪文によって、あり得ない超常現象を巻き起こす。今回は最後ということもあって魔法を連発。もはや乱発。一応、魔法の効果が大きいほど体力を消耗するらしい。ほっとくとヨダレを垂らしている。
セシル CV:朝比奈りん
屋敷のメイドの中でも特に問題視されているメイド。そのヤバさは、一国の王子であるセルト自ら「何でこいつクビにならんのやー!」と叫んでしまうほど。空気が読めないのか、空気を読まないのか、のんびり笑顔でどす黒いことを言う。人を痛めつけることと、傷めつけられ悶え狂う人を眺めるのが趣味。…過去になんかあったんかこいつ。
ちよ CV:千代鈴
見た目も声も性格も、某さよさんにそっくりだがよく見てよく見て。彼女の名前はちよですちよ。屋敷のメイド全員を統括するメイド長という重役を担っており、メイドの仕事は勿論、この年にしてカポエイラを操る万能熟練メイド。性的側面も衰えておらず、夜な夜なセルト王子の寝室に忍び込み、だるだるバディで迫るらしい。カメラが趣味。そのパシャリっぷりはカメラ小僧と見紛う程。